2013年5月

萬古焼の急須でお茶をいれてみましょう

 萬古焼の急須といえば、見え方によって多彩な色合いがほんのりと浮かぶ深い茶色と、マットな質感を思い浮かべる方も多いでしょう。

 先日、中国茶をお稽古で習っているという方から、
「萬古焼の急須が美味しく茶がいれられて良いとうかがったのですが・・・?」
と尋ねられました。

 萬古焼の急須であると、なぜお茶が美味しいのか・・・少し知っていただきましょう。

■萬古焼の急須でなぜお茶が美味しくなるのでしょう?

 萬古焼の急須は、鉄分を多く含んだ厳選粘土を原料に、経験豊かな陶土たちが丹精こめて作陶した生地を強還元長時間焼き締め焼成で行います。
 これにより、お茶の渋みをほどよく吸収し、お茶本来のうまみ成分(グルタミン酸、イノシン酸など)を引き出してくれるのです。
 また、保温性にも優れています。

急須1

■急須内部の虹彩色発生について

 萬古急須の生地表面には微細な凹凸が存在しています。
 この表面に光が当たると、光が錯乱して鈍い光沢を放ち、薄い膜ができると虹彩色を施します。
 これは、萬古製品の特長です。
 市販の食器用漂白剤で洗浄しても大丈夫なのです。

急須

●急須に縁起、美しさ、ユニークさ、愛らしさも

 様々なデザインの急須がありますが、日本茶、または外国のお茶を楽しむ折りに、急須の存在をも楽しめるものをいくつかご紹介いたしましょう。

 まず、デザインがユニークな急須。
 お茶を煎れるのがうれしくなる、フクロウの急須です。
 フタ部の穴からもフクロウが顔を出してヒョコヒョコと動きます。側面に凹凸で描かれた水車と古い家屋のレトロタッチに癒されます。

急須3

 

 普段の生活で使うおりごとに、今日もフクロウが幸運をよんでくれるかな、、、と、気持ちを盛り上げてくれる急須ですね。

 花を描いた美しい急須も様々にあります。

急須4


 鮮やかなものから、落ち着いたものまで。
 やはり、色鮮やかなものは、お客様がいらした時にお茶を注ぐのも使いやすいですね。

急須5

 

急須6

 そして、縁起ものの鶴を描いた急須。
 お祝いや、大事な場面で使い、お茶をいただく方々をも喜んでいただきましょう。

 鶴が描かれた美しい急須。普段お茶を煎れる度に使うのも、ふわりと気持ちが高まり良いのではないでしょうか。

 

急須8
急須7

 現代生活に使いやすくデザインされた急須。
 たっぷり入って、ささっと使用しやすい注ぎ口。色合い、光沢感には落ち着きがありますから、日常用であっても、質の高さが保たれています。

急須14急須9

 

 今度は、しっくりとマットな黒が落ち着きを醸し出しながら、かっこよくもある、モダンなデザイン。
 いいですね、これ!
 キッチンに置いていても、かっこよくてインテリアになりそうです。

急須10

色の美しさと模様で一目ぼれしてしまう、美しい急須も。

急須13

ぽってりとした形状がユニークな急須。
萬古焼の質感はそのままで、球のようにコロンとした形状は面白いと思いませんか?

まさき

小ぶりで、萬古焼のシンボル的形状の急須。
これが、中国茶を煎れるときに使用されると、中国茶器ともデザインに相性の良い急須ではないでしょうか。


急須11

 作家さんによる急須と茶器も。
 萬古独特の光沢感と質感が上品に表現されています。

茶器

 伝統工芸士さんによる急須は、美しい細工と存在感に惹かれます。

急須12

 上級煎茶は、うま味成分を豊富に含んでいます。
したがって、渋みを抑え、うま味を充分に引き出すように低温(80度)で煎れるとよいと言われています。

 普通の煎茶は、うまみ成分が控えめで、渋み成分(カテキン)を多く含むため、95度で煎れると、香りと適度な渋みを引き出してくれます。

 玄米茶やほうじ茶は、旨みや渋み成分が少ないため、高温でいれても渋みや旨みは強く出ないようです。
 高温で香り良くいれましょう。

 写真掲載商品につきましては、佐治陶器へお問合せ下さい

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